自炊能力は文化資本であるという考え方
勝間和代さんのブログを読んで、自炊は文化資本である。ということを仰っていました。
自分もこの言葉を読んで、少し納得できる部分があったと同時に反省するべきことがあったかなという感想を抱きました。
これまで自分は、自炊がうまくいかず、外食ばかりして太ってしまう人たち、あるいは貧乏だからカップラーメンしか食べられないという人たちに対してもう少しやりようがあるでしょうと思っていました。
しかしながら、自炊能力の実際のところはこれまでの経験や知識に頼るところが大きいという観点が抜けていた。
彼らの経験の中には、格安、栄養満点で美味しい食事が作れるということを知らないのでしょう。
自炊能力が十分に鍛えられていれば外食の三分の一程度のコストで、外食と同クオリティのものを自宅で楽しめるようになります。
逆に自炊能力に乏しい場合、外食と同じクオリティのものを作るために、二倍以上のコストをかける方がいることも経験上知っています(この話を考えるまで忘れていましたが。。。)
どうしたら食の教養を深めることができるのか、自分なりに考えてみました。
1、(お金があれば)食べ歩きで評価の高い店を練り歩く
これは言わずもがな、しかしながら経済的にはちょっと難しいかもしれません。
自分が友人と食べ歩く時、美味しい料理に出会うとよく作り方についての議論になります。
しかしながら食の知識がないまま食べ歩いてもさほど意味がないかもしれませn。
2、 料理本を一冊買って、書いてある料理を一通り作ってみる
これは有効な一手だと思います。
全部作ることにはこれを入れるとこんな味になる、のような勘所がわかって結構料理が上手くなるのではないでしょうか?
3、YouTubeの料理チャンネルを視聴する。
これも効く。
料理本を読むのは面倒でも、YouTubeなら見るという方が多いのではないでしょうか?
自分も本格的な料理動画やジャンクフード作成まで幅広く料理動画を見てます。
ラーメン作りの知識なんかはほとんどYouTubeから仕入れました。
4、いっそAI家電(ヘルシオ、ホットクック)などを買って自動調理してしまう。
これは少しお金がかかる方法です。。。
でも製品寿命の続く限り美味しいご飯を食べ続けることができます。
コンビニの惣菜パンだって出来立てに早変わり
5、料理漫画を無料で読める場所を探して拾い読みする
料理漫画は書いてあることが派手ですが、部分的には正しい料理の知識を伝えています。
美味し◯ぼやソー◯なんかは結構自炊の手助けになると思います。
健全で豊かな人生を送るためには、衣食住の改善が不可欠だと思います。
ただ単にお金をかけるだけでなく、文化資産、すなわち知識を蓄えることも重要だということを痛感した日となりました。
ホットクックを用いて作った燕三条背脂ラーメン
多分製作費用は400円くらいです
時短家電を使って家事を時短することの意味
会社の同僚や友人間で、家事の時短について議論することが多くなりました。
家事の時短については十人十色の意見が聞けて非常に興味深いところですが、一人暮らし歴12年のサラリーマンの観点で家事の時短の意味について考えてみようと思います。
時短家電により家事を時短することで生まれる効果を説明するとき、僕はだいたい以下のことを説明しています。
1.「手でやったほうが早い」を考える
家電購入による家事の時短を語る時に、一部の人から必ず聞かれる言葉に「手でやったほうが早い」という言葉があります。
食器洗浄機やドラム式洗濯機などの購入を検討する時に聞かれるこの言葉、皆さんはどう思われるでしょうか?
確かに1人〜二人暮らしで例えば食器を洗う場合、食洗機で小一時間かけて洗うよりも、10〜15分かけて手で洗ったほうが経済的で、しかも早いかもしれません。
しかしながら、毎日自炊すると仮定した場合、食器洗いに一週間で最大105分、一ヶ月で最大420分(7時間!)も食器洗いのためにあなた、もしくはあなたのパートナーが拘束される時間が生じるという事実を考えたことはあるでしょうか?
食器洗い機を導入すれば一回あたりの拘束時間は5分以下、一週間で35分、一ヶ月で140分の自由時間が新たに捻出されることができます。
2.「時短家電は高い」を考える
食器洗い機をはじめとする時短家電は確かに高額です。
しかしながら、先に説明した通り一ヶ月あたり140分の自由時間が生まれるわけです。
仮に毎日15分多く残業した場合、あなたの月収は、年収はどれくらいの上昇を得られるでしょうか?
大学の新卒の初任給を20万5000円と仮定して毎月の収入増額を試算した場合、一月あたり約4500円、年間で5万円近くの収入増が見込めることになります。
食洗機をお得な時期に買うと7万円くらいでしょうか?一年未満で元が取れる計算です。
3.「全部外注すればいいじゃん」について
バリバリのエリートで年収が1000万2000万の方であればそれもまたいいでしょう。
でもそういった方ほど、こういったコスト感覚には厳しい方が多いのではないでしょうか?
時短家電をいち早く購入しているアーリーアダプターの方々は、収入が比較的高額な方が多かったような印象があります(統計を取ったわけではありませんが。。。)
4.無意識のストレスを明らかにしましょう
食器洗い、洗濯、掃除
成人して一人暮らしの長い方ほど、これらの家事に慣れが生じて疑問を感じない方が多いかと思います。
しかしながらよく考えてみましょう
平日におけるこれらの家事派、明確な拘束時間として私たちの貴重な余暇を削り取っていきます。
一度毎日のそれぞれの家事にかける時間をストップウォッチか何かで測ってみることをお勧めします。
拘束時間を意識すると、時短家電に興味が湧いてくるかと思います。